書名:13日間で「名文」を書けるようになる方法
著者:高橋源一郎
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
恵まれている人を見ると、いいな-と思うのは素直な感情のはず。
ということを自分に改めて言い聞かせてみるのだった。
この本は、著者が明治学院大学で行っている授業の録音データのようだ。
ホントか作り物かは分からないが、これが授業の録音データを書き起こしたものだとすると。
学生さんは素直に向学心があり、先生はあることを伝えようとしている。
両者が真剣に取り組んでいて、ほほえましくあり、うらやましくもある。
こんな授業は思い出に残るだろう。
ただ、13日間で名文を書ける方法はないということが3カ月(週1コマなので)かけて分かるという仕掛けらしい。
名文は書けないけど、文章を書くことが出来るようになり、名文は相対的な基準だということも理解すれば、「名文が13日間で書けるようになる」らしい。
関係ないけれど、このような授業が出来るのは、先生と学生双方に基礎知識と基礎的なマナーが備わっていることが必要だ。
小学校から高校までの画一的教育も意義あることなんじゃないかと思った。